お別れ会

    今日はゆり組さんが主役です。たんぽぽ組、うめ組、つくし組が拍手で迎える中、一人一人個性あふれるポーズで登場してくれました。
    最初に自分のチームの名前を決めます。ゆり組さんが率先して小さいクラスのお友達と話合い意見をまとめて、「ウルトラチーム」,「剣ジェットチーム」、「忍者チーム」、「牛丼マッチョチーム」に決定、4チームでの対戦です。どこのチームも勝ちたい気持ちが強く、初めてのゲームでもルールやお約束を聞き逃さないよう先生たちのお話を真剣に聞いていました。

    個人戦の宝探しゲーム、お友達と協力し合っての借り物競争、自分で考えたり、お友達と相談したりしながらの選択クイズ、チーム一丸となって力を合わせての綱引きをしました。

     

     

    お昼はクラスごとに希望の場所で頂きました。たんぽぽ組、うめ組はお外でピクニック気分で頂きました。コロナ禍の中、感染予防のために集団で食べる事の出来ない子どもたちは「お外でみんなで食べると美味しいね。楽しいね。」と笑顔を見せてくれました。

     

    最後はゆり組さんのために作ったプレゼントを渡しました。どのクラスも前々から誰に作って渡したいかを決めコツコツと作り上げてきたプレゼントです。感謝の気持ちと共にプレゼントを渡しました。とても喜んでくれたゆり組さんの姿に少し照れた表情を見せていました。誰かのために一生懸命作って感謝してもらえる貴重な経験ができましたね。

    どのゲームでも、年長ゆり組さんが小さいクラスのお友達の手を取り、優しく援助する姿がありました。その様子を見て、自分たちも役に立ちたいと頑張り進級を意識した年中たんぽぽ組さん。自分のチームを一生懸命応援しながら一生懸命お兄さんお姉さんに付いて行った年少うめ組さん。どの子も最後まで楽しくゲームに参加していました。

     

    4月からは新しいスタートが始まります。それぞれの目標に向かって頑張っていって欲しいと願っています。

    ピアノ・礼法参観

    年長ゆり組さんがピアノ教室と礼法保育での成果を発表しました。

    この日を楽しみにしていた子ども達でしたが、当日の朝はお家の方に見てもらえる期待感と緊張感が入り混じった様子でした。

    ・ピアノ参観

    一年間使ったテキストの中から、自分で選んだ曲を発表しました。両手で弾く事にもすっかり慣れ、自信たっぷりに披露することが出来たようです。お家の方と一緒に、音楽に合わせたリズム遊びや簡単な連弾なども楽しみながら、終始和やかなムードの参観となりました。ピアノが得意な子もそうでない子も、奏でる楽しさや誰かと繋がる心地良さを一年間の活動の中で十分に味わえたことが、お家の方にも伝わったのではないでしょうか。

    ・礼法参観

    先日のひなまつりお茶会でお客さんに喜んでもらう心地良さを感じたことから、「熱いお抹茶を飲めるようにのんびりし過ぎない」「お客さんがお菓子を取り終わるまで待ってあげよう」など、あらためて参観でのポイントを考えることができるようになりました。

    本番では緊張からか強張った表情をしながらも、「お客さんのため」を意識し、誠意をもってお抹茶を振舞うことができました。お家の方が美味しそうに飲む姿を見て、誇らしげな表情へと変わったことも大変印象的でした。また、普段の練習とは異なることが起こっても、状況を判断しながら行動する姿も見られ、大きな成長を感じました。
    これまでやってきた成果を存分に披露することができた上に、お家の方にも喜んでもらえて大満足のお茶会となりました。

    お作法や見た目も大切なことの一つですが、何よりも相手を想って誠心誠意取り組んでくれたことが担任である私としては嬉しい限りでした。

     

    ピアノ・礼法参観後に感想を聞くと、「上手にできた!」と同じくらいに「ちょっとだけ失敗しちゃった…。」という声がありました。もちろん良い結果が出ることに越したことはありません。しかし、これまで子ども達なりに考え、真剣に取り組んできた時間はひとりひとりにとって価値ある時間であったことは事実です。これからも様々な壁や問題に直面することがあるはずです。それに対してどう関わるか、失敗した後にどうするかを大切にしていって欲しいです。

     

     

    ひなまつりお茶会

     

    ひな人形を見ながら、皆でお茶会をしました。今日は美味しいお菓子とお抹茶を頂けるという事で、子ども達は楽しみにしていたようです。お抹茶は年長のゆり組さんが点て、全クラスのお友達に振舞ってくれました。

    ゆり組さんは退出する最後の時まで姿勢を正し、お友達ともタイミングを揃え、かっこいい所を見せようと真剣に取り組んでいました。これまでの礼法保育で取り組んできた成果を遺憾なく発揮することが出来ていました。

      

    お客さん役のお友達も、口に緑のおひげを生やしながら気持ちよく飲み干してくれました。普段はお抹茶が苦手な子も飲んでおり、今日のお抹茶の特別さがうかがえました。

     

    お茶会後にゆり組さんに感想を聞くと、「美味しいって言ってくれた」「ちょっと苦そうな顔をしてた」など、お客さんのリアクションについてたくさん話してくれました。また、それを受けて嬉しい気持ちにもなれたと話していました。

    これまでの礼法と言えば、「揃っていた」「間違わなかった」「きれいにできた」など形の事ばかりが感想として上がることが多かったので驚きました。大変良い所に気が付くことができましたね。
    見た目から、相手を想う気持ちへと意識をシフトしていく良いきっかけとなりました。
    来週にはお家の方にもお抹茶を振舞います。是非、最高に美味しいお抹茶を飲んでいただきましょう。

    針供養

    針供養は、使っているうちに折れ曲がったり、錆びたりして使用できなくなってしまった針を供養する行事です。園では針供養を通して物に感謝し大切に使う事を伝えています。柔らかいお豆腐とこんにゃくに、使用できなくなった針を刺して「お仕事お疲れ様でした」と供養しました。

       

    満三歳児クラスのつくし組では、まず洋服や鞄、椅子やおもちゃなど、みんなが使っている物は何のためにあるのか一つ一つ子ども達と考えました。「洋服がないと寒いね」「鞄がないとお弁当を持って来れないね」「おもちゃがないと遊ぶ時つまらないね」などと一つ一つ自分達の為にお仕事をしてくれている、無くなっては困るものだと分かってくれていたようでした。皆の為にお仕事をしてくれている物に感謝して大切に使う事をお話ししました。

    みんなでお話をした後の今日一日は、靴や鞄を下に置く時にそっと置いていたり、おもちゃを踏まないように気を付けて歩いたりしていました。また、おもちゃの片付けの際に、おもちゃをかごに投げ入れてしまい大きな音がした時には、「はっ」と自分で気が付き「そっと入れないとね」と言っていました。

    実際に針を使って洋服や鞄を作っているのを見たことがないため、針を供養することについては難しかったようですが、針を供養したあとに「針さんはどんな気持ち?」と針のことを気にしていました。

    皆が供養した針は、延長保育のお友達と土の中に「ゆっくり休んでください」と埋めてあげました。

     

     

    豆まき

    前日から「鬼怖いな」とドキドキしている子や「明日は幼稚園に鬼が来る日だ!」と張り切っている子と様々でした。

    豆まきが始まる前に各クラスで節分の由来などについて話ました。年少さんには不安な様子の子もいましたが、「大丈夫!僕が守ってあげるよ!」と頼もしい声があがったり、「僕たちも鬼になっているから大丈夫」と勇気づけ合ったりして鬼を待ちました。

    始めにたんぽぽ組さんが鬼を見つけ騒ぎ出すとうめ組の子ども達も鬼に気付き続々とテラスに出てきて豆まき開始!
    「鬼は外」と元気よく投げていましたが、やっぱり少し怖いのか「福は内」を忘れていたり、必死に一粒ずつ投げている可愛い一面も見られたりしました。部屋の奥に固まっている子もいましたが、皆で協力して鬼を倒し鬼が逃げていくと「やったー!」と嬉しそうな声が聞こえてきました。豆まきの後は「鬼怖かった」「鬼に負けなかったよ!」「自分の中の鬼をやっつけた!」と笑顔で教えてくれました。

    満三歳児のつくしぐみさんは「鬼を倒すぞ!」手作りの金棒と衣装に着替えて豆まきにむかいました。少し怖がる様子もみられましたが、鬼が来てくれたことの方が嬉しかったようです。

    年長ゆり組さんは、無事に鬼を倒す事が出来ると、「自分の悪い所=鬼」ととらえ、今の自分達を見つめなおす時間を作りました。
    節分を通してこれからの生活をどう過ごしていくか考えるいい機会にもなり、とても大人になった様子が窺えました

     

    節分を通して日本の伝統文化に触れるだけでなく、お友達と一緒に鬼を倒す事を楽しんだ学年、今の自分を見つめなおすことができた学年と学年により様々な事を感じ、学ぶことができました。

    栃木SCサッカー教室

    年長ゆり組が栃木SCさんによるサッカー教室に参加しました。

    園庭に向かう途中の子ども達は「上手にできるかな?」「優しいコーチかな?」と少し緊張している様子でした。しかし、明るく面白そうな雰囲気のコーチ達に安心したのか、会ってすぐというのに楽しい会話がなかなか尽きませんでした。

    初めはコーチと対決しながら全身運動やボール遊びをメインに楽しみました。初めて挑戦する遊びばかりで、「100回もできた!」「もう一回やりたい!」と自信と意欲がどんどん高まっていくのが感じられました。

    ボール遊びでたくさん体を動かした後は、いよいよ試合開始です。ボールを蹴ろうと一生懸命に追いかけまわす子やゴールを決めて喜ぶ子、鉄壁のディフェンスでゴールを守ろうとする子など、それぞれが思い思いの形でサッカーを楽しんでいました。試合の中で衝突してしまったり、ボールが顔に直撃してしまったりすることもありましたが、「やる!」と力強く答えてくれました。

     

    活動後にお部屋に帰ると、「もっとやりたかった!」「コーチがね…」とコーチとお話ししたことや教えてもらったことで、子ども達の話は尽きませんでした。子ども達にとってはサッカーの楽しさもさることながら、初めて会った人とも楽しく遊べて仲良くなれたことの方が心に残ったようです。

    これからも遊びやスポーツを通して様々な人たちと知り合い、交流を楽しんでもらいたいです。

    栃木SCのコーチの方々、本当にありがとうございました。

    消防署見学

    年中たんぽぽ組が宇都宮市西消防署へ見学に行ってきました。

    西消防署に着くとバスの中から真っ赤な消防車がずらーっと並んでいるのが見えて「うわーかっこいい‼」と大きな声を上げました。バスから降りると消防隊員方が出迎えてくれました。

     

    まずは救急車からの説明です。中を見せてもらうと沢山の器材やベットが見えました。「小さな病院みたいだね」と置くまでよく見ていました。隊員の方が実際に救急車のサイレンを鳴らすとすごく大きな音に驚き耳を塞いでいる子もいました。隊員の方から「このぐらい大きな音でないと遠くまで聞こえないんだよ」と教えていただきました。

    次はポンプ車の見学です。「消防車の中にはお風呂10杯分のお水が入ってるんだよ、でも火事になるとそのお水はすぐになくなってしまうから消火栓からホースをつないで水を取るんだよ」と教えていただきました。実際に丸められた5キロのホースを持ちあげる体験をしました。一人ではなかなか持ち上がらないホース。2人で力を合わせて何とか持ち上げていました。隊員の方は火事になるとそのホースを3個から4個同時に持ち上げて火を消すことを聞くと「すごい力持ちだね‼」と驚いていました。

       

    その後は普段はなかなか見られない化学車、指揮車、津波大規模風水害対策車も見学させていただきました。中にはボートやバギーが乗っていて火事だけではなく様々な所で人を助けるお仕事をしていることも分かりました。「火事だけじゃないんだね。こんなのトミカでみたことないよ」と一生懸命お話を聞いていました。

    今度はみんなも小さな消防士さんになるお着換えタイムです。着替えた後の表情はとてもりりしく、格好よく見えました。

      

    最後は屈折はしご車の前で記念撮影。消防隊員の皆さんにもお礼を言って幼稚園に帰りました。

     

    幼稚園に着いた後、「消防士さんは人を助 けるために危ない所にも行って凄いね」「マッチョだったね」「やっぱり、何でも食べてるんだね」と子どもなりの発想で考えていました。

    自由遊びの時にブロックで「先生、屈折はしご車作ったよ」と見せてくれました。「僕ね、消防士になる―!」と元気にお話ししてくれました。

    今回の体験を通して子ども達なりの防火や災害への意識が高まるといいなと思います。

     

    お芋掘り

    春に苗を植え、時々芋の成長を見に行ったり草むしりをしたりしていたゆり組さんはもちろん、散歩で畑を見に行っていた他のクラスの子達も芋ほりを楽しみにしていました。
    天気が危ぶまれていましたが、子ども達の願いが届いたのか無事に晴れて芋ほりを行うことが出来ました。

     

    始まりの合図とともにみんな夢中に芋を掘り始めました。
    初めて芋ほりをした満3歳児のつくし組さんは、手の汚れを気にして少しずつ少しずつ掘り進めました。芋の頭が見えると、掘るのではなく引っ張ろうとしますが、芋はまだまだ土の奥深くにあり、なかなか抜けません。少し怒りながらも保育者や友達と協力して大きくて立派な芋を沢山とることが出来ました。芋ほりも楽ではありませんでしたね。

          

    部屋に戻ってくると「疲れた」と一言。収穫する喜びと同時にに大変さも味わう事が出来ましたね。

        

     

    たんぽぽ組さんとゆり組さんは芋ほりの後、焼き芋の準備をしてくれました。

     

    長い間芋を育ててきたゆり組さんは特に、みんなが達成感と苦労を味わうことが出来ました。みんなの口に入るまでにたくさんの時間をかけて、沢山の人が携わっていることを知る良い機会になりましたね。食べ物への感謝を忘れず、これからも過ごしてください。

     

    JR日光線に乗る日

    年長ゆり組がJR日光線に乗り、ニューサンピア栃木まで遠足に行きました。

    宇都宮駅に着くと、先日の秋の遠足で公共施設で過ごした経験が早速活かされました。大声を出したりふざけたりせずに、他のお客さんに迷惑をかけないよう友達同士で注意し合いながら過ごすことが出来ていました。

    駅に馴染みのない子ども達は、目に入る物全てが特別に見えていたようです。
    電光掲示板の漢字や英語には「これ知ってるよ!」と心を躍らせ、時刻表を見ては「これってなぞなぞ?」と謎解きと勘違いをして…。様々な物に強く関心を寄せていました。

    次に関心を持ったのは、一人一人に渡した切符でした。文字を読んだり、よく触ったり、匂いを嗅いだりして楽しみ方はそれぞれでした。

    改札口は、初めてとは思えないくらい落ち着いて通ることができました。切符をじっくり観察していた子ども達は、出てきた切符に穴が開けられていることに気付きました。「見ましたよのサインじゃない?」「覗くためじゃない?」などと様々な説を考えて盛り上がりました。皆さん、良い所に気付きましたね。

     

    電車の後はニューサンピア栃木で過ごしました。施設にある珍しい遊具や広い芝生での遊びを思い切り楽しみました。余程楽しかったようでなかなか帰りたがらない子ども達でした。

    好奇心旺盛な子ども達にとって、多くの物に触れ、新しいことを体験できたとても濃い一日となりました。最近のゆり組は興味を持ったことに対して疑問を持ったり、友達と案を出し合ったりする姿が増えてきていたので、まさに最適な活動でありました。意味合いや合理性など様々な視点で物事を捉えていく事は大人になっても大切な事です。これからもその姿勢を大切にし、考える癖を身に付けていって欲しいと思います。

    秋の遠足

    コロナウイルスが落ち着いてきて、今年度初めての園外保育を行ことが出来ました。

     

    子ども達は遠足をとても楽しみにしていて、歌を歌ったり、周りの風景を楽しんだり、先日交通安全教室で学んだ「右、左、右でおしまい」と左右を確認しながら横断歩道を渡ったりと元気よく出発しました。

      

    ゆり組さん、たんぽぽ組さんは公園まで体力に余裕を持って到着することが出来ました。ですがうめ組さんは後半になるにつれて表情が暗くなり少しずつ疲れが見えてきましたが、友達と手を引っ張り合いながら何とか公園まで歩くことが出来ました。たくさん歩いてお腹が減ったのでしょう。公園についてから次の楽しみは、遊具や散策よりもお弁当でした。たくさん歩いた後のお弁当はいつもよりも何倍も美味しく感じたようでした。

      

    昼食の後、元気なゆり組さんは健康の森にも行きました。健康の森には沢山木の実が落ちていて、大きなどんぐりや栗を見つけて散策を楽しみました。

     

    たんぽぽ組さんとうめ組さんは、遊具で遊んだり追いかけっこをして遊んだりして幼稚園へ帰りました。帰り道は行きとは正反対に出発の時から2クラスとも表情が暗く、うめ組さんは特に疲れ切って視線が下がり、何度も電信柱に当たりそうになりながらもなんとか幼稚園へ帰って来ることが出来ました。幼稚園が見えた時、「やっと着く!」とみんな一気に笑顔になりました。

     

    幼稚園から公園までは子どもの足で速くても30分はかかり、決して近いとは言えませんが、友達と手を繋いで励まし合いながら、みんなで歩ききることが出来ました。普段の生活や活動では味わえない達成感を感じることが出来たことでしょう。
    「一人では頑張れないことも、皆とならできる。」
    今日感じたことを忘れずにこれから過ごして欲しいと思います。

  • アーカイブ

  • カレンダー

    2024年10月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031  
  • 最近の投稿