2022年2月

    針供養

    針供養は、使っているうちに折れ曲がったり、錆びたりして使用できなくなってしまった針を供養する行事です。園では針供養を通して物に感謝し大切に使う事を伝えています。柔らかいお豆腐とこんにゃくに、使用できなくなった針を刺して「お仕事お疲れ様でした」と供養しました。

       

    満三歳児クラスのつくし組では、まず洋服や鞄、椅子やおもちゃなど、みんなが使っている物は何のためにあるのか一つ一つ子ども達と考えました。「洋服がないと寒いね」「鞄がないとお弁当を持って来れないね」「おもちゃがないと遊ぶ時つまらないね」などと一つ一つ自分達の為にお仕事をしてくれている、無くなっては困るものだと分かってくれていたようでした。皆の為にお仕事をしてくれている物に感謝して大切に使う事をお話ししました。

    みんなでお話をした後の今日一日は、靴や鞄を下に置く時にそっと置いていたり、おもちゃを踏まないように気を付けて歩いたりしていました。また、おもちゃの片付けの際に、おもちゃをかごに投げ入れてしまい大きな音がした時には、「はっ」と自分で気が付き「そっと入れないとね」と言っていました。

    実際に針を使って洋服や鞄を作っているのを見たことがないため、針を供養することについては難しかったようですが、針を供養したあとに「針さんはどんな気持ち?」と針のことを気にしていました。

    皆が供養した針は、延長保育のお友達と土の中に「ゆっくり休んでください」と埋めてあげました。

     

     

    豆まき

    前日から「鬼怖いな」とドキドキしている子や「明日は幼稚園に鬼が来る日だ!」と張り切っている子と様々でした。

    豆まきが始まる前に各クラスで節分の由来などについて話ました。年少さんには不安な様子の子もいましたが、「大丈夫!僕が守ってあげるよ!」と頼もしい声があがったり、「僕たちも鬼になっているから大丈夫」と勇気づけ合ったりして鬼を待ちました。

    始めにたんぽぽ組さんが鬼を見つけ騒ぎ出すとうめ組の子ども達も鬼に気付き続々とテラスに出てきて豆まき開始!
    「鬼は外」と元気よく投げていましたが、やっぱり少し怖いのか「福は内」を忘れていたり、必死に一粒ずつ投げている可愛い一面も見られたりしました。部屋の奥に固まっている子もいましたが、皆で協力して鬼を倒し鬼が逃げていくと「やったー!」と嬉しそうな声が聞こえてきました。豆まきの後は「鬼怖かった」「鬼に負けなかったよ!」「自分の中の鬼をやっつけた!」と笑顔で教えてくれました。

    満三歳児のつくしぐみさんは「鬼を倒すぞ!」手作りの金棒と衣装に着替えて豆まきにむかいました。少し怖がる様子もみられましたが、鬼が来てくれたことの方が嬉しかったようです。

    年長ゆり組さんは、無事に鬼を倒す事が出来ると、「自分の悪い所=鬼」ととらえ、今の自分達を見つめなおす時間を作りました。
    節分を通してこれからの生活をどう過ごしていくか考えるいい機会にもなり、とても大人になった様子が窺えました

     

    節分を通して日本の伝統文化に触れるだけでなく、お友達と一緒に鬼を倒す事を楽しんだ学年、今の自分を見つめなおすことができた学年と学年により様々な事を感じ、学ぶことができました。

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