針供養

針供養とは折れたり曲がったりして使えなくなった針を、お豆腐や蒟蒻に刺し供養することです。

 

年少組では、針を知らない子もいたので、「針とは何に使うものか?」という所から話をしました。衣類の縫い目を一緒に探したところ、身の回りには針で縫われている物がたくさんある事に気付きました。

そして供養とは何か、を話す際に「人間でいうお葬式と同じこと」と伝えると、それまでにこやかだった子ども達の表情が一気に引き締まったように見えました。

そんな話をした後、いざ青龍権現堂へ。

先の尖った針を渡すと緊張したた様子でしたが、ゆっくり優しく刺すことができました。

お部屋に戻ってから物の扱い方について考えてみました。すると「大切にする!」と答えが返って来たので、具体的にどうするのか考えてみました。すると、「優しくする」「そっと使う」「無駄遣いしない」と様々な声があがり、どう行動すべきなのか考えることができました。

その話をした後には、「トイレットペーパーも無駄遣いしちゃだめだよね!」「お水も!」「スリッパは手で並べる!」と子ども達なりに大切に使おうと心掛けている様子が伝わってきました。

行事を通し「物の扱い方」や「大切にするとはどういうことか」改めて考えるきっかけになりました。しかし、今日一日だけでは意味がありません。常日頃から自分も含め、みんなで考え実践していきたいです。

   

 

 

 

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